当店でも愛用しています千葉の五香刃物さんの包丁作りについて、Youtubeの番組が公開されました。
この中で、包丁を15年愛用しているオーナーの石田がインタビューを受けております。(9分33秒〜)
「私は焼肉屋をやっているのですが、15年ぐらい前から使っています。「しなり方」包丁の柔らかさが気に入って使っています。仕事のしやすさがずっとある(包丁)でして、魂込めて1本1本作っていただいておりますので、私も仕事に熱が入っていますね」
このように、インタビューにてコメントをお話しさせせていただきました。
五香刃物さんの包丁は、世界中から注目を集めています。伝統の技と現代の技術が融合した、その魅力をこの動画では紹介されています。
職人の想いが宿る包丁作り
包丁作りの工程で特筆すべきは、現代の技術との調和です。
明治時代に西洋文化とともに日本に入ってきた洋包丁ですが、現在は最新の製鋼技術を活用し、あえて鍛造による打ち出しを行わないという革新的な手法を採用しています。
こだわりの製作工程
製作過程では、以下の点に特にこだわりを持って作られています。
熱処理による刃物としての完成度の追求。まず硬化させた後、再度加熱して靭性を高めることで、折れにくい理想的な刃物が完成します。
特に注目すべきは柄の部分へのこだわりです。10工程以上という綿密な作業を経て、完璧な握り心地を実現。「握った時の感触が最も大切」という職人の言葉には、使い手への深い思いやりが感じられます。
一本の包丁に込められた職人の想い
「楽しんで作ることで、使う人も料理を楽しめる」という信念のもとに作られた包丁。
その想いは、お料理の温かさにまでつながっていきます。
伝統と革新が見事に調和した包丁は、まさに日本のものづくりの真髄を体現しており、その包丁を愛用し続けている気持ちをお話しさせていただきました。